カロテノイド

カロテノイドという言葉を聞いたことはありますか?
実はこれ、天然色素のことなのです。
しかし、これらはただ色を表しているだけではなく、それぞれに健康を維持するための効果を持っているようなのです。
今回は、それについて紹介したいと思います。

カロテノイドってなに?

カロテノイドというのは、黄色・オレンジ・赤色の天然色素のことです。
色素というのは、文字通り物質の色の素となっている成分のことを指します。

そして、色素には「天然色素」と「人工色素」があるのですが、カロテノイドは天然色素に分類されます。
人工色素というのは、化学的に合成してつくられた色素のことで、合成着色料などがそれにあたります。
逆に、天然色素というのは、人工色素のようにつくられたものではなく、もともと自然界に存在している色素のことです。
つまり、動物や植物の中に存在している色素が、天然色素です。

人間の体内だと、肝臓・肺・皮膚・眼など、多くの組織に存在していて、いたるところにカロテノイドがある状態となっています。
しかし、これらは体内でつくることはできず、外部から取り込む必要があります。

カロテノイドの特徴は『抗酸化作用』!

カロテノイドは、600種類以上存在するといわれています。
そして、それぞれの種類によって効果や特徴なども異なります。

しかし、これらのカロテノイドには共通した特徴があります。
それが「抗酸化作用」です。

カロテノイドは、とても強い抗酸化力を持っています。
抗酸化力とは、体内に発生した「活性酸素」を除去する力です。
人間は、体内に活性酸素が過剰に発生してしまうと、脂質・タンパク質・DNAなどに影響が及び、老化・がんなどの原因となってしまいます。
つまり、活性酸素を除去することは、老化・がんなどの予防となります。

そしてさらに、病気の予防にも繋がるのです。
特に、活性酸素や老化が原因で発生しやすい、眼病や生活習慣病などに非常に効果的です。

カロテノイドは構造で分類されている!

最初に紹介したように、カロテノイドには600以上の種類があります。
それらはもちろん全て構造が異なった成分なのですが、実はよく似た構造をしているのがカロテノイドの特徴です。

カロテノイドの構造

カロテノイドは、全ての種類において、真ん中部分が同じようにできています。
そして、両端の構造だけが異なっているのです。
真ん中部分は、ポリエンという構造が8個つながった形をしています。
これは、全てのカロテノイドで同じ構造です。
このポリエン部分の左端、右端にそれぞれのカロテノイド特有の異なった構造がくっついています。

カロテノイドの構造による分類

さきほど説明したように、カロテノイドの中心であるポリエン部分は、どのカロテノイドも同じです。
そして、両端のくっついた構造が異なるのですが、この両端の構造によって、2つの種類に分けられます。

・カロテン類
 炭化水素だけで構成されている。

・キサントフィル類
 酸素が含まれている。

このように、構造によって2種類に分類されます。
また、これらは

・カロテン類
 アルコールに溶ける。

・キサントフィル類
 アルコールに溶けない。
といった特徴もあります。

植物性カロテノイド

カロテン類
・β-カロテン (にんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜)
・リコピン (トマト、すいかなど)

キサントフィル類
・β-クリプトキサンチン (ミカン、とうもろこしなど)
・ルテイン (青菜、ほうれん草などの緑黄色野菜)
・ゼアキサンチン (パプリカ、卵黄、ほうれん草などの緑黄色野菜)
・カプサンチン (とうがらし、赤ピーマンなど)
・フコキサンチン (こんぶ、わかめなどの海藻類)

動物性カロテノイド

キサントフィル類
・アスタキサンチン (鮭、いくら、エビなど)

それぞれのカロテノイドの効果は?

数多くあるカロテノイドには共通する「抗酸化作用」があると説明しましたが、カロテノイドはその他にも、そのカロテノイド特有の効果を持っています。
また、カロテノイドの種類によって、抗酸化作用が働く活性酸素の種類も違います。
今回は、さきほど紹介した、身近にあるカロテノイドの効果について紹介したいと思います。

カロテン類(植物性カロテノイド)

・β-カロテン
 『夜盲症の予防・改善』
体内でビタミンAへと変換される、プロビタミンAのひとつ。
ビタミンAが不足すると、夜盲症のリスクが高くなるので、ビタミンAとして目の健康を維持し、夜盲症を予防・改善する。

・リコピン
 『血流の改善』
悪玉コレステロールは、血液中に増加すると動脈硬化、血栓などの原因となるが、その産生を防ぎ、血流を改善する。

キサントフィル類(植物性カロテノイド)

・β-クリプトキサンチン
 『抗がん作用』

・ルテイン、ゼアキサンチン
 『白内障・黄斑変性症の予防』
特に、眼で強い抗酸化力を働かせる。
加齢による眼の病気の原因となる、活性酸素を除去する。
また、目に有害である紫外線・青色の光を吸収する。
そのため、眼の病気の予防となる。

・カプサンチン
 『生活習慣病の予防』
善玉コレステロールの濃度を高めたりする。

・フコキサンチン
 『メタボの予防』
体内での脂肪燃焼を促し、内臓脂肪を減少させる。

キサントフィル類(動物性カロテノイド)

・アスタキサンチン
 『眼精疲労の予防・改善』
他のカロテノイドでは入り込めないような、眼や脳などの細かいところまで抗酸化作用が届く。

このように、それぞれのカロテノイドによって効果は様々です。

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