アメリカを変えた!「マクガバンレポート」が作成された背景

最近アメリカでは、空前の日本食ブームです。

日本人から見ると、寿司や天ぷらは高カロリーと感じますが、アメリカの通常の食生活を考えると、かなりヘルシーなジャンルにカテゴライズされるそうです!

アメリカでは生活習慣病にかかる人も多いので、日本食を参考にした食育も始めているそうです。

しかし残念ながら日本は食の欧米化で、生活習慣病が増加傾向にあります。

そこで、アメリカが始めている生活習慣病対策がどんなものなのか見てみましょう。

医療費が財政を圧迫!「マクガバンレポート」が報告された背景

アメリカにおける現代栄養学の源は1975年。
アメリカ上院栄養問題特別委員会がまとめた「マクガバンレポート」です。

当時のアメリカでは、心臓病だけでもアメリカの経済が破たんしかねないといわれるほどに、医療費が増大していました。

「こんなにも医療にお金を掛けているのに、なぜ病気の人が減らないのか」

当時大統領だったフォード氏が嘆きました。

大統領命令によって、アメリカ上院栄養問題特別委員会が慢性病と食事の関係について世界的に調査を行い、なかなか病人が減らない理由や医療費が下がらない理由を突き止めたのが、「マクガバンレポート」になります。

調査の結果、心臓病をはじめとするさまざまな慢性病は、「肉食中心の誤った食生活がもたらした『食源病』であって、薬では治すことができない」と結論を出しました。

高カロリーや高脂肪の食品、つまり動物性の食品を減らしてなるべく精製しない穀物や野菜、果物などを多く摂取するようにと勧告をしています。

そしてマクガバンレポートの中で、理想的な食事は「日本人が元禄以前に食べていた食事である」と明記されました。

元禄以前の食事というのは「精白をしない穀類」が主食で「季節の野菜」「魚介類」などといった内容です。

このような内容のマクガバンレポートにより、現在につながる日本食ブームがアメリカのみならず、世界中に浸透することになりました。

いくら医療費をつぎ込んでも健康にならない?医療費が増大している理由

フォード大統領の嘆きのとおり、アメリカの経済は医療費によって破たんしかねない状態でした。

医療制度に問題があるわけではなく、治療を行っても再び病気を発病する人が多くいたというのが、医療費が膨大に増えた理由です。

発病する病も、「がん」「心臓病」などの生活習慣病が多く、また治療費も膨大に必要になるものなので、根本的な原因を究明しなければいけない状態でした。

そのため医療費を少しでも削減するために、集められたのがマクガバンレポートの製作者たちなのです。

マクガバンレポートの製作者たちが、数年に及ぶ歳月と数千万ドルの国費をかけて調査をした結果、

「医療費が増大した理由は、食事が肉中心の欧米型の食生活にあり」

「医療が進歩しても、食生活を改善しなければ、いくら薬を飲んだとしても生活習慣病を改善することにはならない。」

という結論をマクガバンレポートとして発表したのです。

アメリカなどの欧米諸国では、昔から肉食だったイメージがありますが、実際は20世紀初頭において、がんや心臓病はアメリカやヨーロッパ諸国でも非常に珍しい病気であったことが判明しています。
つまり20世紀初頭以降の食の欧米化が原因ということになるのですね。

生活習慣病の改善には、薬や医療ではなく、1人1人の努力が必要というわけです。

原因を絶たなければ健康になれない!原因とされる「食源病」とは?

マクガバンレポートによって発表された食源病

代表的な病気として、
・がん
・心臓病
・脳卒中
・糖尿病
・動脈硬化

など。

さらに精神的な問題も食源病といわれており、原因は「食事の欧米化」であることがわかりました。

具体的には、

・「脂肪」「動物性たんぱく質」「砂糖」の増加
・「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」の減少

これは代表的な欧米型の食生活で発生していることです。

このような食生活を続けることによって、病気の罹患率が上昇しているとされています。

確かに食生活が豊かになり、さまざまなものを手軽に食べることができるからこそ起こった食源病は、食生活を見直さなければ改善されることはないでしょう。

現代医学は栄養に盲目な片目の医学です。
治療効果も上がらないため、医学革命が必要で、医師の再教育も必要とまでいわれています。

これは医療の進歩に頼っていた現代人にとっては、衝撃的な事実ですね。

しかし食生活を体に良い、健康的なものにほんの少しシフトチェンジすることで、「食が原因で起こる病」を予防することができるのです!

現代の日本でも、ぜひマクガバンレポートによって証明された食と病気の関連性を重視して、健康的な食生活をスタートさせたいものですね。

まとめ~アメリカのみならず世界に衝撃を与えた「マクガバンレポート」~

マクガバンレポートが発表されたことによって、日本食は世界中で知られる食文化になりました。

2014年には日本食は世界遺産にも登録されましたし、マクガバンレポートの影響力は大きいことがわかりますよね。

事実日本に留学をした日本人は、日本滞在期間中にあっさりとした食事に慣れて帰国するので、母国に帰ったときに味の濃い肉料理にカルチャーショックを受けることもあるそうです。

また欧米諸国では、病院食に日本の伝統的な調理法を採用することもあり、日本食は世界的に安全で健康に良いと考えられています。

日本でもマクガバンレポートのいうとおり、生活習慣病対策に減塩したヘルシーな和食を食べるようにした方がいいかもしれませんね!

最近では日本の小中学生の3~5人に1人の割合で、「肥満」「コレステロール」ということなので、今後日本を担う若者の健康を考えるという意味でも大事な見直しになるでしょう。

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