マクガバンレポート

世界を題材にしたバラエティ番組で、「日本食ってヘルシーで健康にいいんでしょう?」と外国人のインタビューで耳にしますけど、その割に日本人の生活習慣病患者が多いのはどうしてなのだろう?と疑問に思っていました。

日本では生活習慣病になる人の数が年々増加しているのに反して、高カロリーな食事が中心というイメージが強いアメリカでは、減少傾向にあるそうなんです。

この差はいったいなんなのでしょうか?

実は、日本人が誤解している生活習慣病と食生活の意外な関係性を知るためのヒントが、アメリカで発表されたとあるレポートにありました。

マクガバンレポートで提言された間違った食事とは?

1977年にアメリカで、当時の大統領命令で食生活と病気に関する調査が行われ、がんにならないための食生活についての調査報告書「マクガバンレポート」が公表されました。

マグガバンレポートについての詳しい内容こちらをご覧ください。

このレポートによると、がんなどの病気は「間違った食生活が原因で起きる食源病」とされており、「間違った食生活」というのは、「肉」「乳製品」「卵」を中心とした高カロリーで高脂肪の食事のことを指すそうです。

「ステーキ」「ハンバーグ」「フライドポテト」「ピザ」等、付け合せに野菜があっても油でこんがり、まさに私たち日本人がイメージする欧米的な食事のことですね。

このような間違った食生活が現代社会に蔓延している生活習慣病の原因であるとマグガバンレポートでは指摘されているのです。

さらにたんぱく質の摂取量が多いということは、「乳がん」「子宮内膜がん」「前立腺がん」「結腸、直腸がん」「すい臓がん」「胃がん」などの発生率が高まるという指摘もありました。

がんも心臓病も珍しかったときのアフリカの食事とは?

実は最近、アフリカでも生活習慣病が問題になっています。

1960年以前のアフリカでは、自然に近い食品、豆類や小魚をシンプルな方法で食すことが主流でしたが、1960年以降から徐々にアフリカの都市部で食の欧米化が進み、それまでアフリカにはほとんどなかった30種類あまりの現代病が蔓延し始めたのです。

・消化器関係の病気→「便秘」「盲腸炎」「痔」「大腸炎」等
・代謝及び心臓血管病などの血管病→「肥満」「糖尿病」「心臓病」等
・内分泌関係病→「甲状腺中毒症」「粘液乳腫」「乳がん」等

これらは欧米などの先進国には広まっていますが、アフリカにはなかった病気です。

現代の多くの病気は現代風、もしくは欧米風、文明国の食事が狂った食事であるために起きてしまっている「食源病」というのがよくわかる事例ですね。

アメリカでも珍しかった生活習慣病

私たちのイメージでは、「アメリカは昔から高カロリーな食事」だと思い込んでいる人が多いと思いますが、実は20世紀初頭までは、アメリカでもがんや心臓病は発症者が珍しい病気だったのです。

アメリカでも20世紀初頭までは、肉を中心とした食生活ではありませんでした。
日本も戦後欧米文化が入ってくるようになりました。
そして外食産業の発展と共に、肉類を中心にして高カロリーな食事が好まれるようになりました。

つまり現代のアフリカにも、戦後の日本にも、そして20世紀初頭以降のアメリカでも全く同じことが起こっているのです。

ここまできれいな相関関係を見せつけられてしまうと、原因はやはり「食事の欧米化」と言わざるをえないでしょう。

先進国の3大死因に「がん」「心臓病」「脳卒中」があります。
原因となるのは「脂肪」「砂糖」「加工食品」が多くて「繊維」「自然な食品が少ない」状態の「欠陥食」ということが判明しています。

まさに現代社会が生んだ「食源病」と言えるでしょう。

アメリカではがんは減少傾向。食事療法による代替療法とは?

マグガバンレポートの発表により、アメリカのがん患者は減少傾向にあります。

1990年以降のがん患者の統計を見ると、がんの発症率、および死亡率は徐々にではありますが減少傾向です。

マグガバンレポートによって、それまでアメリカで主流だった「手術」「抗がん剤」「放射線」の治療は見直されたことが大きな理由でしょう。

現在は代替療法として、「食事療法」を中心としたものに変化しているのです。

がん治療、および予防に最適な食事療法とは、食習慣を見直すところからスタートします。

予防に効果的な食品や食品成分およそ40種類をピックアップして、それまでの肉食中心だった食生活から、予防に効果がある食物をバランスよく摂取できるものに変化させたのです。

代替療法による食事療法については、1990年国立がん研究所が「デザイナーフーズ計画」として食品の重要度に合わせたピラミッド型の図を作りました。
ピラミッドの上段、つまり1郡から順番に予防効果の可能性が高いと言われています。

1群
・にんにく
・キャベツ
・天草
・大豆
・しょうが
・セリ科

2群
・玉ねぎ
・お茶
・玄米
・ターメリック
・亜麻
・全粒小麦
・柑橘類
・ナス科
・アブラナ科

3群
・メロン
・バジル
・タラゴン
・からす麦
・ハッカ
・オレガノ
・きゅうり
・タイム
・あさつき
・ローズマリー
・セージ
・じゃがいも
・大麦
・ベリー類

ピラミッドに示された食事を積極的に取ることが、がんの改善予防につながるというのが、現在のアメリカの治療法なのですね!

日本でがん治療というと、昔のアメリカ的治療法「手術」「抗がん剤」「放射線」が中心というのが現状ですが、今後日本ががん患者の数を減少させるためには、アメリカの食事による代替療法に注目していかなくてはいけないですね。

まとめ~食源病は民族や風土に関係なく短期間で発生する~

まさかアメリカで昔はがんや心臓病が珍しい病気だったとは思いませんでしたね。

やっぱり肉食ってイメージが強いから、『アメリカ=高カロリーな食事』って思っていましたけど、肉中心の食生活は割と最近浸透したものだったようです。

日本食は世界的に見て「ヘルシー」と言われているので、もしもの時は和食を食べればいいと思っている部分も強かったですが、それだって間違った食事なのです。

生活習慣、食生活の乱れによって発生する食源病は、食事内容によってすぐに生活習慣病ということで蔓延してしまうんですね。

確かに民族も風土も違うのに、先進国で生活習慣病が問題になっているのは、食事が豊かになり、間違った食生活が広がっているからと言われば納得できてしまいます。

アフリカの例が本当にわかりやすく、発展している最中だからこそ、食事がどんどん豊かになり、それまで食べられていた食事ではなく、高カロリーな肉食を好む傾向が強くなり、結果気が付いた時には生活習慣病・・・。

生活習慣病の改善は、医療の進歩や薬では完全に改善することは難しい。
だからこそ食事をしっかり見直して、自然に近いものを自然に近い状態で食すというのが本当に大事なことだとわかりますね。

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