健康診断で尿酸値が高かった?ヤバイ、それって痛風かも!

「痛風」という病気は、現代人の多くが苦しんでいる非常に恐ろしい病気です。

「風が吹き抜けるように全身を襲う病気」とも「風が吹いただけで痛む病気」ともいわれる全身疾患であり、近年は「膠原病」の一種であるとする医師の見解もあります。

尿酸値が高いとどうなる?痛風の症状とは?

痛風という病気は、「ある日突然足の親指が腫れて・・・」とか「足くびが痛んで・・・」といった具合に、主に下半身への症状が突発的に表れることが多いです。
重症化すると、手首や肘など上半身にまで症状がおよぶこともあります。

ただ、やはり症状が発症するのには当然理由があります。
その理由の最大の根拠となるのが、「高尿酸血症」という病気です。
この病気は「血中の尿酸濃度(いわゆる『尿酸値』)が正常値よりも高い」という現象がその症状になります。

尿酸値が高いと、血中の尿酸が結晶化します。
これが神経を突き刺すような形になるため、痛風患者さんは激痛に襲われることになります。

ちなみに尿酸の正常値は、男女それぞれ
・男性→4.0~6.5mg/dl
・女性→3.0~5.0mg/dl

という数値範囲になります。

男女とも「7.0mg/dl」をオーバーしている状態が「高尿酸血症」と呼ばれる病気に相当します。

高尿酸血症を発症していても、必ずしも痛風を発症するわけではありませんが、痛風を発症している人は例外なく高尿酸血症を発症していることになります。
ただし、「偽痛風」と呼ばれる、痛風にそっくりな病気に関しては、例外になります。

残念ながら、痛風は一度発症したら完治することがないというのが現状の医学的な認識になります。
あくまでも「寛解(治ってはいないが、とりあえず発症はしない)」を目指すのが当面の治療法になります。
ですから重要なことは、「痛風を発症する前に、いかに尿酸値を下げるか」ということになります。
そのために必要なのが、「食事の見直し」と「運動の導入」ということになります。
ここでは「食事」に注目していきたいと思います。

痛風の原因となる尿酸は、「プリン体」と呼ばれる物質が大きく影響しますので、かつては「プリン体を含む食材を避ける」という、いわゆる「食餌療法」が採用されていました。

しかしプリン体の有無で食材を分類するのがあまりにもむずかしいため、重症化していない痛風感謝さんの場合、「バランス良い食生活をこころがける」のが一番良いと考えられるようにもなってきています。

もちろん、重症化している患者さんは徹底的な食餌療法が必要になるケースもあります。
また、お医者さんによってはそういった治療が好きな人もいますが、ストレスも痛風には影響していると考えられるようになってきていますので、食事に関しては、あまり厳しく制限しない場合も多くなっています。

一般的にいえることは、動物性たんぱく質の摂取を控え、野菜中心の食生活を心がけるとよい、ということになります。
ただし、野菜の中にも高プリン体の野菜はありますので、いろいろな種類の野菜えお努めて摂取していただきたいものです。
ただし、動物性たんぱくの中でも比較的「乳製品」は尿酸値の上昇を抑制する作用があるといわれています。

ビールは尿酸値を上げる?尿酸値が上がる原因

また、アルコールに関しても、かつては「厳禁」とされてきました。
特にビールは痛風患者にとって禁忌とされるくらい、「絶対に飲んではいけない!」という勢いで禁じられることが多かったです。

なにしろ、アルコールの分解のプロセスで尿酸がつくられることになりますので、アルコールの摂取が痛風に良い影響を与えるはずがないのです。

その意味では、ビールよりもアルコール度数の高い飲料を摂取することで、ビール摂取以上に尿酸値が上昇する可能性が、実は高いのです。

ただ、アルコールに関しても、尿酸値を下げる薬を服用している人であれば、健常者と同じというわけにはいきませんが、多少摂取してもよいという考え方も、お医者さんによっては徐々に採用するようになってきています。
というのも、尿酸値が上がる原因となるのは、何もビールをはじめとするアルコール類だけではないことがわかってきているからです。

では、ほかにはどんな原因があるかというと、医学的には「遺伝子」、「環境因子」に分類されることになります。
「遺伝因子」については、あくまでも先天的な要因であり、「尿酸値が上昇しやすい体質」と言い換えることができます。

また、「環境因子」に関しては、こちらは後天的な要因であって、その代表となるのが、上でも触れてきた「食生活」ということになってくるのです。

痛風の症状が出る前に!尿酸値はどうすれば下がる?

食生活以外にも、「運動不足」は尿酸値の上昇と密接に影響していると考えられています。
また、ストレスも原因となっているのではないかと考えられるようになってきています。

ただし、運動については、急激な無酸素運動によって一時的に尿酸値が上昇することがありますので、要注意です。

そして、運動がストレス発散のためには非常に有効であるということは周知のとおり。
運動不足を解消することで、ストレスも自然と発散されるという相乗効果が見込めるはずです。
尿酸値を下げるためには、食生活やアルコールだけに注目するのではなく、生活様式の部分にも気を配りたいところです。

まとめ~つらい痛風の症状が出る前に尿酸値を下げる食事にしよう~

以上のように、尿酸値を下げるためには、「野菜を中心としたバランス良い食生活」をこころがけることが特に重要である、ということをしっかりと意識していただきたいと思います。

そして現状では、「完治」ではなく「寛解」を目指すことになります。
そのためには食事を見直すことは必須です。
というより、食事を見直すことで完治していないにもかかわらず、健常者と同じ生活が約束されているわけですから、トライする価値はあると思います。

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