ジェネリック医薬品のメリットってなに?新薬とは違う?危険性は?すべて徹底解説します!

病院にかかってお薬を処方されるときに薦められることの多い「ジェネリック医薬品」。
以前に比べると認知度も高くなってきましたが、なんとなく避けている人もいるんじゃないでしょうか?
それは「ジェネリック医薬品はよくわからない」という印象があるからかもしれませんね。
ジェネリック医薬品は一体どういうものなのか、詳しく見ていきましょう!

ジェネリック医薬品とは?

お薬には、ドラッグストアなどでも買える「一般医薬品」と、病院などで医師から処方される「医療用医薬品」があります。
さらに医療用医薬品は、二種類に分類されます。

・新薬(先発医薬品)
・ジェネリック医薬品(後発医薬品)

新薬は、新しく開発され製造販売されているお薬のことです。
新薬には、独占的に販売できる特許があります。
その特許期間(20年~25年)が切れた後は、別の製薬会社でも同じ有効成分を同量含んだ薬を作ることができるのです。
それが、ジェネリック医薬品です。

治療効果は新薬と同等で、その安全性は厚生労働省も認めており使用促進に力を入れています。
それを受けて、病院も処方の際にジェネリック医薬品を推奨しているのです。

ジェネリック医薬品はなぜ安い?危険性はある?

ジェネリック医薬品は、新薬に比べて安いのが大きな特徴であり魅力です。

しかし、この価格の安さが逆にジェネリック医薬品に対して不信感を抱かせているようなのです。
健康を左右する大事なお薬が「安かろう悪かろう」では困りますよね。
ジェネリック医薬品はなぜ安いのか?その理由を見ていきましょう。

ジェネリック医薬品が安い理由は?

ジェネリック医薬品は新薬に比べて、開発にかかるコストが少ないからです。
一つの新薬が製造販売に至るまでには、9年~17年はかかると言われています。
その費用は、なんと数百億~数千億にもなるそうです!
有効成分を発見するところから始まり、有効性と安全性の確認のための臨床試験など、新薬の開発には多くの時間と費用を費やすことになります。

その点、ジェネリック医薬品では成分の有効性も安全性も確認されているので開発の期間や費用がぐんと抑えられます。
期間は3~4年、費用は一億円程度と、新薬と比べるとその差は明らかです。
そのため、新薬よりもジェネリック医薬品のほうが安く販売することができるのです。

ジェネリック医薬品の危険性は?

安さの理由はコストの問題、では品質に関しては何の問題もないのでしょうか?
ジェネリック医薬品は、どうしても偽物のような気がして危険性が気になるという人もいるでしょう。
しかし、ジェネリック医薬品は新薬とほぼ同じだと考えてください。
有効成分と含有量は同じなので、治療効果にもほぼ差はありません
新薬ですでに確認された有効性と安全性は、長年に渡り多くの患者に使用され実証されています。

また、ジェネリック医薬品として承認されるには、定められたいくつかの試験データを厚生労働省に提示しないといけません。
さらに専門機関による審査を通過したものだけがジェネリック医薬品として認可されるのです。
以上のことから、ジェネリック医薬品に危険性は無く、安心して利用できると言えるでしょう。

ジェネリック医薬品のメリットとデメリット

ジェネリック医薬品について知れば知るほど利用しないと勿体ない!と思えてきますね。
だけど、本当にメリットばかりでデメリットはないのでしょうか?

メリットについて

安さで家計も国の財政も助かる?

ジェネリック医薬品の最大のメリットは「安さ」です。
家計に優しいのは勿論ですが、普及することで国の財政にも影響します。
社会保険に加入していると、医療費の7~9割は国が負担してくれます。
国民が医療費を使えば使うほど、国は負担する金額が多くなるのです。
なので、安いジェネリック医薬品を利用することで国が負担する金額も少なく済みますね。

新薬よりも飲みやすい?

ジェネリック医薬品の中には、名称以外は新薬と全く同じものや、形状などが違ったものもあるのはなぜでしょうか?

実は、新薬の特許には成分に対する「物質特許」、製造法に関する「製法特許」、添加物などに対しての「製剤特許」などがあります。
ジェネリック医薬品は一般的には物質特許が切れた時に作られますが、その時に他の特許期間がまだ終わっていない場合は製法や添加物を同じには出来ません。
そのため形状や味などを変えて製造され、各会社の工夫によって新薬よりも飲みやすくなる場合があるのです。
また、特許期間とは関係なくジェネリック医薬品の規定の範囲内であえて変更して作られることもあり、新薬と同じ効果でさらに飲みやすい医薬品をぞれぞれの会社は目指しているのです。

デメリットについて

新薬より効かない!?

ジェネリック医薬品に変えてみたけど、新薬よりも効きが悪い!なんて声も聞かれます。
新薬と同じ成分で同等の効果が得られるはずなのに、なぜ効かない人がいるのでしょうか?
その理由は2つあると考えられます。

賦形剤・製造条件の違い

賦形剤とは、主に薬のカサましに利用される薬効も害もない添加物の一種です。
あまりにも少なすぎて分包できない、錠剤にならない場合など乳糖やデンプンで量を増やします。

この賦形剤の違いによって新薬に比べて効果の差を感じる人もいるようです。
全く効かない、ということは考えにくいですが効果を遅く感じたり体質によっては副作用がある場合もあります。   

また、料理だって同じ材料・レシピでも作り手や調理器具によって多少違ってきます。
ジェネリック医薬品にもそういった微妙の差は当然あり、人によっては効果に影響することもあるのです。

精神的な理由

ジェネリック医薬品に対して「偽物、コピー商品」といった先入観を持っている人に多く見られます。
特に、睡眠薬などメンタルが大きく関わってくる薬についてはジェネリック医薬品では効果が感じられない人が多いようです。
「思い込み」といってしまえばそうですが、強い思い込みという脳から指令によって薬効への耐性を作ってしまうことは十分に考えられることなのです。
「病は気から」という言葉もあるように、人の思いというものは時には体にも影響するのものなのです。

ジェネリック医薬品のデメリットは、薬自体に大きな問題があるわけではないようです。
効果を感じなければ、新薬に戻せばいいだけ!
デメリットよりも確かなメリットの方に注目したいですね。

まとめ~ジェネリック医薬品は今後の医療を見据える選択!気になること、わからない点は積極的に相談しよう~

日本のジェネリック医薬品のシェアは、68.9%です。(日本ジェネリック製薬協会・平成29年度第三四半期分析結果より)
ジェネリック医薬品が一般的となっている他の先進国に比べるとまだ低い数値ですが、じわじわと普及率を上げてきています。

厚生労働省は、2020年9月までに80%の目標を掲げており使用促進の対策を積極的に進めています。
世界で一番充実していると言われる日本の社会保険制度。
しかし、その背景には日本の財政赤字の最大の理由は、社会保障に多額を費やしているという現実があります。
今後、超高齢化社会をむかえ医療費はますますかかってくるでしょう。
ジェネリック医薬品を選択するということは、日本の社会保険が破綻しないためにも大事なことですね。

それに、安いということは個人としても嬉しいことです。
特に、長期服用しなければいけない薬がある人にとっては、大きなメリットになります。
ジェネリック医薬品にしてみたい、と思ったら、お薬を処方されるときに一言お願いするだけで大丈夫ですが、薬によってはジェネリックが無いものもあります。
病気に関わる大事なことなので、気になる点や不明な点はどんどん相談してみましょう。

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