人間ドックは何がわかる?検査項目や料金が知りたい!

健康診断は、おそらく誰もが一度は受診したことがあると思います。

しかし「人間ドック」となると、その受診率はグッと下がってしまうもの。
人間ドック、という言葉の認知度は高いのですが、なかなか身近なものと捉えにくい存在のようです。

人間ドックは何歳から?健康診断との違いは?

人間ドックは、簡単に言ってしまえば「より詳しい検査を含む健康診断」です。
ドックは、船の点検・修理をする設備の英名「dock」になぞらえています。
検査項目などに法的な定義はなく、医療機関によって違いがあり、コースや検査オプションを自分で選択することもできます。
人間ドックは健康診断の一種ですが、一般的な健康診断との主な相違点は以下の通りです。

人間ドッグ 健康診断
定義 法的な定義はなく、個人の意思で受診できる。 法律で義務付けられている。
雇用主や住んでいる市区町村の案内により、年に一回以上の受診。
検査項目 実施する医療機関によって種類に違いがある。
より詳細に精密になると100項目以上にもなる。
法定検査として項目は定められている。
一般健康診断は10項目程度。
特定の年齢以降は、さらに詳しい特定健康診査を受診することができる。
料金 基本的には全額自費。
検査項目、医療機関により差がある。
企業や自治体の負担があるので、おおむね無料、または一部少額負担。

何歳から受診できる?

日本人間ドック学会によると、通常成人(20歳以上)を対象としています。
しかし、受診に適正な年齢は35歳以上が望ましいようです。
40歳前後で年に一度の受診、それが理想です。
また、女性の場合は婦人科系の検診は20代後半以降からの受診を推奨されています。

人間ドックの検査項目は?料金はどれくらい?

人間ドックの主な検査項目と、その目的は以下の通りです。
これらの検査項目は、医療機関によって実施されないものもありますし、さらに精密な検査が受けられるところもあります。
検査の内容によって、一日で終わるものから、一泊以上の宿泊ありのコースもありますが、主流は日帰りで受けられるコースのようです。

【1.身体・血圧測定
身長、体重、BMI、血圧を計測。肥満度や血圧の値で生活習慣病のリスクを見ます。

【2.心電図検査
心電図の記録により、不整脈や狭心症、心筋梗塞の所見を見ます。

【3.視力・聴力検査
眼の検査では、視力以外にも眼圧や眼底検査により、緑内障や白内障、動脈硬化の進行、糖尿病などの合併症を調べます。
聴力検査では、難聴の有無を見ます。

【4.血液検査
採血により、貧血の度合い、肝臓や腎臓の異常、糖尿病、高脂血症を調べます。

【5.尿・便潜血検査
尿蛋白、尿糖、尿潜血、尿沈渣などを調べて、糖尿病や膀胱炎、尿路結石、脱水症や腎不全の所見を見ます。
便に血が混じっていないかどうかを調べ、消化管の出血や大腸がん、ポリープの所見を見ます。

【6.内科健診
視診、触診、聴診で、医師の診断を行い、血液検査や他の医療機器での検査では見逃してしまう異常を調べます。

【7.呼吸機能検査
肺活量を調べ、肺気腫や慢性気管支炎などの肺疾患の有無を見ます。

【8.胸部X線検査
胸部のレントゲン撮影で、肺炎や肺がんなど呼吸器系の疾患の有無を調べます。

【9.上部消化管X線検査
腹部のレントゲン撮影で、造影剤のバリウムを飲んで調べます。
食道、胃、十二指腸、それぞれの、がんや潰瘍、ポリープなどの有無を見ます。

【10.上部消化管内視鏡
胃カメラで、食道、胃、十二指腸まで調べます。
レントゲンよりも、さらに精密に炎症や潰瘍、がんの発見に有効です。

【11.腹部超音波
腹部にエコーを当てて、肝臓、腎臓、すい臓の腫瘍の有無、また胆のうの胆石の有無を調べます。

【12.腫瘍マーカー検査
血液検査で特定の物質の増加を見て、体内のどこかに腫瘍ができているかどうかを調べます。

【13.CT検査
体の断面を撮影し、腫瘍などの病巣がないか調べます。

【14.MRI検査
磁気を用いた筒状の機器に入り、あらゆる方向から撮影して腫瘍などの病巣がないか調べます。

気になる人間ドックの料金は?

人間ドックの料金設定は、各医療機関によって違っています。
相場としては、一般的なコースで4万円前後でしょう。
そこにオプション検査などを追加すると、10万円を超えることもあります。
腫瘍マーカー、CT、MRI、などはオプション検査の対象になることが多いでしょう。
また、所属する健康保険組合によっては補助を受けられる場合があるので、受診を考えるならば確認しておきましょう。

女性の検査コースにはどんな項目があるの?

年代や状況によって女性ホルモンに変化が生じ、その影響を受ける女性の体には特有の病気のリスクがあります。
人間ドックにも、女性の検査コースを設けている施設が多くあります。
基本の検査に、女性の病気のリスクを加味した検査が追加されています。
どのような検査項目があるのか、年代別にどの検査を受けるべきか、具体的に見ていきましょう。

● 子宮がん(子宮頚部細胞診・経腟超音波検査)
● 乳がん(乳房視触診・マンモグラフィー・乳腺超音波)
● 腫瘍マーカーCA125
● 骨密度

20代なら、重篤な病気のリスクはまだまだ低いですが、これから妊娠と出産を迎える人が多い年代です。
今後、妊娠を望むならば子宮がん検査で子宮の状態を調べておいた方がいいでしょう。

30代になると、20代の時に比べてがんのリスクが高まります。
もし、がんになってしまうと若い分進行が早い可能性が高いため、早期発見が重要となってきます。
子宮がん検査に加え、乳がん検査、も受けた方がいいでしょう
また、卵巣がんや子宮の病気のスクーリングに有効な腫瘍マーカーCA125もおすすめです。

40代~50代の女性は、乳がんの確率がグっと高くなります。
閉経の影響で様々な病気のリスクも高まるため、より詳しい検査が必要になってきます。
女性ホルモンのバランスが乱れ、骨粗しょう症も心配な年代なので、骨密度を調べるのも大事です。
また、この年代の女性の死亡率が最も多いのは大腸がんです。
40代以降の女性には、大腸がん健診も是非受けてほしい検査なのです。

まとめ~健康に過信は禁物!定期的な人間ドックの受診で健康管理をしよう~

日本人の死亡原因の第一位であるがんの完治は、早期発見、早期治療が欠かせません。

人間ドック、というと大袈裟に感じて「自分は大丈夫」と考えてしまいがちです。
しかし、自分の体を過信するのは危険とも言えます。
どんなに健康に気を使っている人でも、病気になる時はなってしまいます。
まだリスクの少ない若いうちから、不要な検査までする必要はありません。
人間ドックには、年代別に推奨される必要な検査のコースもありますし、オプションで自由に検査を追加することも可能です。
健康管理に、日々の生活プラス定期的な人間ドックの受診も加えてみると安心が増えますね。

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