ヘルプマークは全国で普及中!対象者はどんな人?みかけたらどうしたらいいの?

街中で車いすを使っている方や、白杖を使っている方を見かけたら、障害を抱えていることがわかります。
もし、そういった方達が困っている場面に遭遇したら、声をかけたり援助をすることが出来るでしょう。
しかし、外見では判断しづらい障害や病気で、生活において不自由さを感じている人も少なくありません。
そんな、目に見えない障害を抱える方達が身に付けるヘルプマークがあるのをご存知でしょうか?

ヘルプマークを知っていますか?

赤地に白の十字とハートマークを配した「ヘルプマーク」、目にしたことがある人もいると思います。
ヘルプマークを付けることで、援助や配慮が必要であることを周囲の人に知らせることができるのです。
このヘルプマークが作られたきっかけは、2011年の東京都議会での自民党議員による提案でした。
外見では判りづらい障害のため辛い目にあっている人達への支援対策としての提案、それを受けて東京都は2012年に正式にヘルプマークを制定したのです。

東京発のこの取り組みは、2016年からは、京都府、徳島県、和歌山県などの導入を皮切りに、徐々に全国へと拡散されています。
今後も多くの各都道府県の自治体が導入を予定しており、さらに全国への広がりを見せているのです。

ヘルプマークはどのような人が対象?どこで入手できるの?

実際に、ヘルプマークの対象になるのは主に以下のような方々です。

●義足や人工関節をしている方
●内部障害、難病の方
●妊娠初期の方
●精神、発達、知的障害のある方

しかし、ヘルプカードは、具体的な取得条件などは設けていません
上記のような状態以外でも、生活上の動作において問題を抱えているような場合でも対象となり得ます。
ヘルプカードを持つにあたっては、身体機能などにおいても基準はなく、入手時に障害者手帳や診断書といった提出書類も必要ありません。

では、このヘルプマークはどこで入手できるのでしょうか?
まず、発祥である東京都では、都営地下鉄各駅の駅務室(一部の駅では配布していません)、都営バス各営業所、など公共交通機関各所で配布しているほか、東京都心身障碍者福祉センター(多摩支所を含む)、都立病院、公益財団法人東京都保健医療公社の病院、などに設置されています。
その他の地域では、主に各市町村の福祉担当窓口、福祉センターや保健センター、支援センター、などで配布されており、中には公立の図書館に設置している地域もあります。

入手の際に必要な書類があったり、郵送してもらえる地域など、各自治体によって違いもあるようです。
主な各自治体のヘルプマークについての詳細は以下を参考にしてみてください。
この他にも多くの地域で取り扱いが始まっていますので、詳しくは地域の自治体で確認してみましょう。

東京都
京都府
徳島県
和歌山県

ヘルプマークをみかけたら何をすべき?

ヘルプマークについての概要は理解していても、実際にどのように活用するのか、そしてヘルプマークを見かけたら何をするべきでしょうか?
ここからは、ヘルプマーク実践編といった内容を紹介していきます。

ヘルプマークはストラップがついています。
いつも持ち歩く鞄などに付けて、常に周囲の人の目に触れる状態にも出来ますし、援助が必要ではない場面ではしまっておくのもいいでしょう。
ヘルプマークの裏面には、必要な援助や配慮してほしい内容、緊急連絡先などが書けるシールが付いています。
このシールの内容によって、体調が急変した時や事故や災害に遭った時に、適切な支援を受けられる可能性が高まります。
但し、このシールは任意なので、人に知られたくない場合は書かなくても大丈夫です。

では、ヘルプカードを付けている人をみかけた場合は何をすべきでしょうか?
街中、駅やショッピングセンター、映画館などの商業施設でみかけたら、困っているような素振りがあれば積極的に声をかけてください
上がれない段差があるのかもしれないし、人の多さや突発的な出来事などでパニックになっている場合もあります。
座った姿勢から立ち上がれないで困っている場合もあるでしょう。
立ち止まったまま、動作が不自然、周囲を見渡している、といった様子があれば、援助を必要としているのかもしれません。

バスや電車内などでみかけたら、席を譲るようにしましょう。
長時間の立位が厳しい、つり革につかまるのが難しい、といった状態の方もいます。
また、精神的に落ち着かず座りたいと思っているかもしれないのです。

災害などに遭った時は、まずは自分の身の安全を確保しつつ、近くにヘルプマークを付けた方がいたら避難の援助をしてください。
迅速に声をかけるだけで、過度なパニックを抑えることができるかもしれません。

ヘルプマークの代わりや併用も!ヘルプカードについて

ヘルプマークと、もう一つ「ヘルプカード」というものがあります。
運転免許証サイズのカードにヘルプマークのデザインをあしらい「あなたの支援が必要です」と書かれたヘルプカード。
その役割はヘルプマークと同じですが、名前や傷病名、かかりつけの医療機関などより詳しく記入できるようになっています。

ヘルプカードは、東京都福祉保健局が作成ガイドラインを作成しており、ダウンロードして作ることができます。
サイズや規定の項目が守れていれば、折り畳み式にしたりイラストを入れたりと、各自治体によって創意工夫して作ることができるのです。
そのため、ご当地キャラクターを配した、ご当地ヘルプカードも多く存在しています。

ヘルプマークを、目につきやすいところに付けて、より詳細の書かれたヘルプカードを携帯する、二つの併用によって安心感も増すものです。
もし、ヘルプマークを付けた人を支援する時は、ヘルプカードも持っている可能性も高いので必要に応じて提示をお願いするのもいいでしょう。

まとめ~困っている人は近くにいるかもしれない、ヘルプマークは見えない障害への助け合いのしるし~

人工関節をしている場合、何もない平地では普通に歩くことができても、ちょっとした段差が難しかったりします。
また、地べたに座る、低すぎる椅子に腰かけるといった動作も厳しいでしょう。
そして、外見ではなかなか判断できない精神面や発達面での障害のある方は、何でもない場面でも苦しいことが多々あるのです。

そんな時に、手を貸し寄り添うことができる、ヘルプマークはそんな思いやりのしるしです。
また、具体的に困っていなくても「何かお手伝いすることはないですか?」という声かけだけでも心強いものです。
常に不安を抱える方達にとって、いつでも力になれる存在でありたい、そんな助け合いを形にするヘルプマークは、今後もさらに広がっていくことを期待します。

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