生姜の効果を引き出し冷え性を予防!ジンゲロールとショウガオールの違いとは

生姜はからだを温めてくれる効果があることは有名ですね。
その主な成分として、ジンゲロールショウガオールというものがあります。

実はその2つの成分は、温める作用はありますが、厳密にいうと違う働きをするのです。
今回は、ショウガに含まれる有効成分の効果などをご紹介します。

生の生姜にしか含まれない!ジンゲロールとはどんなもの?

ジンゲロールはファイトケミカルという植物が作り出した化学物質の一種で、生のしょうがに多く含まれている辛味成分です。

・殺菌作用
・免疫細胞を活性化させる作用
・胆汁の分泌を促す作用
・吐き気、頭痛を抑える作用

など、さまざまな働きを持っています。

そしてジンゲロールやショウガオールに共通している働きは、血管を拡張する作用や抗酸化作用などです。

しょうがをすりおろして作る「しょうが風呂」「しょうが湿布」などは、皮膚からジンゲロールを含んだしょうがエキスを吸収できるので、血行を促すのに効果があります。

また寿司と合わせて食べる「ガリ」がありますが、原料のしょうがに含まれているジンゲロールによって寿司に使われている生魚の生臭さを解消したり、食中毒の予防ができるのです。

では、ジンゲロールから得られる効果をご紹介しましょう。

1.冷えを改善

冷えは血行の悪さが原因で起こります。
ジンゲロールにはプロスタグランジンという血行不良の原因となる作用を抑える働きがありますので、血管を拡張させて血流を良くし、冷えを改善することができます。

2.免疫力の向上

ジンゲロールを摂取することにより、免疫細胞のひとつである白血球の数を増やして免疫機能を活性化させることができます。
さらにジンゲロールは気管支炎などの炎症を引き起こす細菌を攻撃する力もあるので、摂取することで免疫力の向上につながります。

3.吐き気や頭痛を抑える

吐き気や頭痛の原因の一つは、セロトニンが嘔吐中枢を刺激することにより起こりますが、ジンゲロールには抗セロトニン作用があるので症状を抑えることができます。

4.コレステロール値の低下

ジンゲロールは胆汁の排泄を促す作用を持っています。
そして胆汁に含まれている「胆汁酸」はコレステロールを利用して作り出されます。
ジンゲロールにより胆汁の排泄が促されると、新しい胆汁を生成するために、体内のコレステロールがより多く使用されることになるので、コレステロール値を低下させることにつながります。

5.ダイエット

ジンゲロールには血流を改善する作用があるため、体内の代謝が活性化し、エネルギーの消費を増加させます。

6.老化防止

ジンゲロールには抗酸化作用があり、体内で過酸化脂質の影響による血管の老化、そして細胞やDNAの酸化による異常細胞の産生を抑えてくれます。

体を温める効果抜群!ショウガオールとはどんなもの?

ショウガオールはジンゲロールに熱を加えたり乾燥させたりすることによりできる成分です。
ジンゲロールはピリッとした辛さですが、ショウガオールは口に残ってジワジワと感じる辛さになります。

生のしょうがにショウガオールはそれほど含まれていないものの、加熱することによってジンゲロールが減少してショウガオールが増加するのです。

ショウガオールにも「抗菌作用」「抗酸化作用」「冷え性の改善」などの効果がありますが、冷え性の改善効果については少々違います。

ジンゲロールの温める効果は体の中心に留まっている熱を手足の末端にまで送ることによるものですが、ショウガオールの温め効果は胃腸を内側から刺激して、血流を高めることによって体の内側に熱を作り出すものなのです。

この温める効果は唐辛子のような即効性があるものではなく、3時間から4時間かけてジワジワと温めます。
そのため体温の低い朝にショウガオールを摂取することにより、午前中のつらい冷えを解消することができるのです。

では、このショウガオールの働きをご紹介しましょう。

殺菌作用によってがん細胞の増殖を抑える

殺菌作用は、がん細胞の増殖にも効果を発揮し、最近では「がんになる前に予防」という動きが活発でさまざまな方法が試されています。

例えば「口の中を殺菌するだけでがんにならない」という歯医者もいるようで、殺菌効果が高い液体歯磨きを使って口をゆすぐことを勧めているところもあるようです。

活性酸素の消去による突然変異を抑える

がん細胞は細胞の突然変異から起こるものですが、ショウガオールはこの突然変異を抑える働きがあります。

中枢神経系の興奮を鎮める

中枢神経が興奮状態になった場合、心臓や首、肩などの自律神経に不要な緊張が送られ続けて心身が崩壊します。
また、ストレスがかかり続けると体のさまざまな部分に不調が起こるということになりますが、ショウガオールは興奮状態やストレスを鎮めてくれます。

肥満の防止

ショウガオールは、腸内で吸収される脂肪を抑える働きが認められています。

ほしい効果によって食べ方を変える!ジンゲロールとショウガオールの効果を引き出す食べ方とは?

ジンゲロールは、血管を拡張して血流を促すだけではなく、殺菌作用や整腸作用、そして免疫作用があります。

ですがジンゲロールには体の表面や末端を温める作用があっても、深部の体温は下げてしまうので、生のしょうがは「冷え性対策」というよりも風邪の引きはじめのウイルス対策などに使用することがおすすめです。

そしてショウガオールは血管を拡張して血流をよくするだけではなく、体内の脂肪や糖質の燃焼を促す働きがあり、さらに冷えの原因である体内の余分な水分を尿や汗として排出する作用があるので、体を深部から温めます。

前述したようにショウガオールは、しょうがを加熱したり乾燥することにより、ジンゲロールの一部が変化した成分になります。

ショウガオールを増やすのであれば80度くらいで蒸すのが一番効果があります
例えば圧力鍋や電子レンジなど便利なものがありますが、温度が100度以上になってしまうと、ショウガオールの出来が悪くなってしまうということと、風味を損なってしまうということがあります。

ちなみに1日の摂取量は2gから3gになります。

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まとめ~生姜に含まれる2種類の有効成分。性質を知っておくと最大限の効果を引き出す食べ方ができる!~

ショウガに含まれるジンゲロールとショウガオールは、同じ温める効果があっても、働きかけが異なっていて、その2つをうまく摂取することで、体の冷えなどの改善につながることがわかりました。

また血流をよくするショウガオールは加熱しないと十分な量を摂ることができないので、調理法にも工夫が必要ですね。

とても有効的な2種類の成分ですが、それぞれの性質を活かして摂取することが大切です。

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