がん(悪性新生物)って何だろう?ガン発生のメカニズムを詳細解説

日本人の三大死因の一つがん

最近では日本人の2人に1人ががんにかかると言われるくらい、がん患者数が急増しています。

がんは体のあちこちに発症するものですが、どうしてがんになるかご存じですか?

がんの原因と発症のメカニズムを詳しくご紹介します。

がんの定義って?

がんとは悪性腫瘍のことを指示した言葉です。
そのため同じ腫瘍でも、良性腫瘍の場合はがんと呼ばれることはありません

良性腫瘍の場合は、増殖スピードが非常にゆっくりですし、その場で肥大するだけなので、切除することで再発を予防することが可能です。
しかし悪性腫瘍の場合は、増殖スピードも速く、切除したとしても、既に別の部位に転移していたり、わずかでもがん細胞が残っていれば再び発症してしまう危険性があります。

がんはがんが発症した部位によって名称が変わり、肺にがんが見つかれば「肺がん」、胃にがんが見つかれば「胃がん」と呼ばれるのです。

がん細胞は正常な細胞が、何らかのきっかけによって細胞が異常をきたしたことで発症します。
そして増殖して、最終的には体全身にがんが広がってしまいます。

がんは「癌」と「肉腫」と総称した表現であり、がんの大部分は上皮細胞にできる癌です。
癌は消化管の粘膜や肝細胞等の細胞の表面部分にできます。
胃がんや肝がんは癌にあてはまるものですね。

肉腫とは、骨や軟骨、筋肉等の臓器を結合する組織細胞にできるもので、「骨肉腫」等が代表的です。

それ以外に血液のがんとして、造血器にがん細胞ができている白血病があります。

細胞ががん化する!発生、転移のメカニズム

人間の体は約60兆個の細胞からできています。
正常な細胞は体の周囲の状態に応じて、増殖したり、減少したりを繰り返しています。

また細胞は脱落することもあり、皮膚や腸管の細胞は、古くなった表面の細胞から脱落し、新しい細胞に入れ替わるように調整されているのです。

私たちの体内には、「変化した遺伝子を監視する」という機能が備わっているのですが、異常な細胞が監視の目をすりぬけてしまうこともあります。
「無制限に増殖する」「他の場所に転移する」等の性質を持った異常細胞が、何年もかけて数を増やして体に害を与える「悪性腫瘍」を形成し、がんの発生になるのです。

そしてがんが転移してしまうメカニズムとしては、がん細胞が最初に発生した場所から、血管やリンパに侵入して、全身をめぐる血の流れやリンパの流れにのって、別の臓器や器官へ移動します。
この動作を転移と呼ぶのですが、がんが転移しやすい場所としては「リンパ節の流れが集まる場所のリンパ節」「肺や肝臓や脳、骨などといった血液の流れが豊富な場所」が検査でも注目されています。

がん発生に関係があるとされる要因

身内にがん患者がいる場合、「遺伝的要因でがんになる」と心配する声がありますが、基本的にはがんは遺伝する病気ではないと考えられています。

中には「大腸がん」「乳がん」「前立腺がん」と言った、遺伝的要因が強いがんもありますが、それ以外のがんは生活習慣が原因で引き起こされています。

がんは発症する部位によって、原因が多少異なりますが、代表的ながん患者の生活習慣として下記が上げられています。

①タバコを吸う
②アルコールやコーヒーの摂取量が多い
③動物性たんぱく質や脂肪、糖分の摂取量が多い
④ストレスが溜まっている
⑤特定のウイルスや細菌に感染している
⑥女性ホルモンのバランスが崩れている

特に①のタバコは、「肺がん」の原因の代表格です。
タバコの煙には60種類以上の発がん物質が含まれており、肺がん以外にも「胃がん」「食道がん」「膀胱がん」等のリスクも高まります。

アルコールやコーヒーについては、適量であれば特に問題はありませんが、摂取量が異常に多い場合はがんのリスクになります。

そして近年問題になっている食の欧米化、これは動物性たんぱく質の摂取が多くなり、「大腸がん」などのリスクが高まる懸念があります。
またコレステロール値も高くなりますし、ストレスが加わることでさらに体への悪条件が揃うことになります。

特定のウイルスについては、「肝臓がんのリスクをを高めるB型」「C型肝炎ウイルス」「子宮頸がんのリスクを高めるHPV」等があります。

最後に女性ホルモンのバランスですが、これは女性特有のがんと密接に関係しています。
女性ホルモンのバランスが乱れていたり、妊娠や出産経験がない、初潮年齢が早くて閉経年齢が遅い等と言った月経器官が長い人は、がんの発症リスクが高いというデータがあります。

しかし生活習慣を見直すことで、がんのリスクを減少させることができるということです。
将来がん患者にならないためにも、早期から生活習慣の見直しが大事だということですね。

まとめ~がんは誰にでも起こりうる病気であることを知ろう~

現在の日本人の生活習慣をみると、誰でもがんになる可能性がある環境に身を置いていることがわかります。

もちろんがんは直ぐに発症するわけではなく、がんになるリスクが高い生活を続けることで、10年後20年後に発生する可能性があるということです。

がんが恐ろしい理由は、自覚症状がまったくないことです。
がんを発見するためには、がんを発見する定期検診を受けておく必要があります。
定期検診を受けていない場合、発見した時には体全身にがんが転移しているという話は珍しいものではありません。

がんと恐ろしくない病気と認識するためには、まず早期発見することが重要です。
早期発見で適切な治療を受ければ、がんの克服は可能なレベルまで医学は進歩しているからです。

自分はがんにならないと思うのではなく、いつでもだれでもがんになる可能性があると認識して、生活習慣と定期検診の徹底をしましょう。

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