動脈硬化が脳卒中や心筋梗塞を引き起こす!日頃から摂取したい成分やサプリメント紹介

まず最初に動脈硬化とは何か?と言ったことをあまり理解していない方も多いのではないかと思い、簡単に解説からしたいと思います。

動脈硬化は「病気」ではありません
そう言うと、安心していいんだ、と思ってしまうかもしれませんが、そういうことではありません。

動脈硬化とは「動脈の内壁が肥厚し硬化した状態」の総称です。
病理学で使う呼び方であり、病名ではありません。

これを見て「そんなこと知っていたよ」というのであればいいのですが、知らずに「ただそれだけの話かよ」と思ったのであれば、少々動脈硬化を甘く見ているかもしれません。

このページを見ているということは、動脈硬化について色々と調べていると思いますが、それなのにこのことを知らなかったとしたら、正しい予防や対策を理解していない可能性があります。

ここから、動脈硬化の方、あるいは疑いがある方にしっかりとチェックしていただきたい項目や予防に役立つことをお伝えしていきますので、参考にしていただければと思います。

動脈硬化は、
・アテローム性動脈硬化(粥状動脈硬化)
・細動脈硬化
・中膜石灰化硬化(メンケベルグ硬化)

の3タイプに分類されますが、一般的に動脈硬化と呼ばれるのはアテローム性動脈硬化を指すことが多いです。

動脈硬化は脂質異常症(高脂血症)や糖尿病、高血圧、喫煙といった普段から耳にする危険因子によって生じると考えられています。

症状が悪化すると、酸素や栄養が重要組織に行き届かなくなり、結果として脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす原因となります。

動脈硬化を引き起こす危険因子を見てピンと来たかもしれませんが、動脈硬化は日頃から意識すれば予防できるものであると言えます。

動脈硬化の最大の特徴は気づかずに進行しているというところにあります。
初期症状が表面化しないため、サイレントキラー(静かな暗殺者)と呼ばれるのもそのためです。

しかし、先ほど書いたように動脈硬化は脂質異常症や糖尿病、高血圧、喫煙といったものが引き金となっているので、それらの症状や生活習慣を持っている方は、一度お近くの医療機関で検査をしてもらうのがいいでしょう。

一般的に動脈硬化の検査で行われるのは下記になります。

・心電図検査
・眼底検査
・上腕部と下肢(足)の血圧差、脈拍の乱れなど

これらを受けることにより、動脈硬化が起こっている部位やどの程度なのかが分かります。
いずれも短時間で済むので、気になる場合は面倒くさがらずに検査をうけることをオススメします。

初期症状がないとされる動脈硬化ですが、体に異変が現れるので、それで「もしかしたら?」と判断するといった方法もあります。

もちろん、ここで紹介するものに合致しなくても、気になるようであれば医師に相談するようにしましょう。

頸動脈の動脈硬化

食事をすると胃に血液が集中して脳への血液が減るためと言われていますが、下記のような症状が見られた場合、動脈硬化の疑いがあります。

1.食事をしたら気がつかない内に5分、10分寝てしまう
食事をしたら眠気が襲われるというのは誰しも経験したことがあると思いますが、時間が飛ぶような眠気があるようであれば、動脈硬化の疑いがあります。

2.食後に血液急降下が起きる
食前と比べて血圧が20mmHg以上の低下が頻繁に起こる場合は要注意です。

こういった症状に見舞われる方は、頸動脈に動脈硬化ができている疑いがあります。

通常、脳に血液が不足すると頸動脈洞が感知し、速やかに脳に血液を送ります。

しかし、頸動脈に動脈硬化があると、頸動脈洞が血圧を感知できず、血液が脳に流れないため、眠気が襲います。

腎臓脈の動脈硬化

エコー検査の音を聞くことで、腎臓脈の動脈硬化の危険性があるかどうかの判断ができます。
腎臓脈の動脈硬化になっている場合、腎臓脈が細くなっていることで変な音が聞こえるのが特徴です。

腎臓脈の動脈硬化は推定160万人がなっていると言われているので他人ごとではありません。

腎臓脈に動脈硬化が起きると、腎臓に流れる血液量が低下します。腎臓はレニンという物質を出して血液を届けてもらうように働きかけますが、これにより血圧が上昇します。

腎臓に動脈硬化が起きていると血液が正常に届かないため、腎臓はさらにレニンを出してしまうため、血圧が上がるという悪循環が起こります。

普段から降圧剤を飲んでいるのに血圧が下がらない場合、腎臓脈の動脈硬化の疑いがあります。

家族性高コレステロール血症

家族性高コレステロール血症は遺伝性疾患で、LDL(悪玉)コレステロール値が高くなりやすい病気で、生活習慣の改善などでその数値を下げるのはなかなか出来ません。

判断方法としては、LDL(悪玉)コレステロール値が180(mg/dl)以上、もしくは家族に若くして(男性55歳未満、女性65歳未満)冠動脈疾患になった人がいれば、以下のチェックを行うことをオススメします。

1.アキレス腱を横から見ると盛り上がっている
通常、アキレス腱は横から見るとくぼみがあるため、後ろに膨らんでいたら危険です。

2.アキレス腱の厚さが2cm以上ある
アキレス腱を指でつまんでみて、厚さが2cm以上あったら危険です。

上記のいずれかに該当する場合、かかりつけ医に相談の上、循環器内科の受診をオススメします。

動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞を引き起こすことは一般的に知られていますが、最近注目を集めているのが「足の動脈硬化」です。

手足のしびれや痛みなどの症状がみられ、医学的には「末梢動脈疾患(PAD)」と呼ばれています。
PADがあると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まり、死亡率も上がると言われています。

PADは最初の内は手足のしびれや痛み程度ですが、悪化すると潰瘍が出来たり、最悪の場合は壊死して切断が必要になる怖い病気です。

手足に出る症状のため、9割の方がPADであるという自覚症状がないと言われており、整形外科を受診する患者さんも多いようですが、診療は循環器内科や血管外科が専門です。

もし、手足に違和感を覚えたら、下記の自己診断表でチェックしましょう。

【PAD自己診断表】
・歩いているとき、ふくらはぎに痛みを感じる。
・坂道を上るとき、痛みを感じる。
・歩くのをやめると痛みが治まる。
・座っているとき、横になっているとき、足にしびれやしくしくした痛みを感じる。
・手足が冷たく感じる。
・足が冷たくて、靴下をはいて寝る。
・手足の感覚が鈍くなった気がする。
・足の指や爪の色が他と違っている。
・知らないうちに足に怪我をしていることがある。
・手足の怪我が治りにくい。
・水虫が治りにくい。
・片方の足が細くなったり、体毛が抜ける。

※一つでも気になる症状があれば、かかりつけの医師に相談してください。
参考:『PAD早期発見のために 動脈硬化が足まで進んでいませんか?』
(監修=島根大学医学部総合医療学講座石橋豊教授、提供=サノフィ)


動脈硬化を予防するためには、適度な運動とバランスのいい食事を心がけることが大切です。

【適度な運動】
運動は肥満の解消はもちろんのこと、ストレスの発散にもつながります。

また、継続的に運動を行うことで善玉(HDL)コレステロールが増えることが分かっています。

1日1万歩、30分ウォーキングなどの有酸素運動がオススメです。
ただし、激しい運動は禁物です。

【食生活の改善】
動脈硬化を防ぐためには血液をサラサラにしたり、肥満にならないような食生活を心掛けるようにしましょう。

とはいえ、どういうものが動脈硬化の予防に効果が見込まれるか分からないと思いますので、紹介します。

また、普段の食生活から摂るのが難しい場合は、サプリメントで効果的に摂取していくようにしましょう。

EPA・DHA

EPAは青魚に多く含まれる必須脂肪酸で、心血管系疾患の予防、炎症を抑える作用で知られています。

また、EPAには血液を固まりにくくする「抗血栓作用」、血液中の中性脂肪を抑える「血中脂質低下作用」、血液の粘り気を少なくする「血液粘度低下作用」などがあることも徐々に判明してきています。

厚生労働省では、1日1g以上としていますが、これを食事から摂ろうとした場合、クロマグロの赤身の刺身で約9人前が必要となります。

イチョウ葉エキス

イチョウ葉エキスは血管に弾力を与え、血行不良を改善する効果が見込まれます。
痴呆症やアルツハイマーにも効用があることでも知られています。

レシチン

レシチンはコレステロール値を下げ、動脈硬化の予防が期待できます。
また、神経細胞を活性化するため、自律神経失調症、不眠症、神経衰弱、精力減退などを防ぐ効果もあります。

レシチンは大豆に多く含まれており、豆腐や納豆、枝豆などを食べることで摂取できます。

成人で1日1,000mg~5,000mgが目安とされていますが、1,000mgを乾燥大豆から摂取しようとすると約300g毎日食べる必要があるということになります。

マグネシウム

マグネシウムはカルシウムと密接な関わりがあり、骨の健康を維持する働きがあります。

通常の食事をしていればマグネシウムが不足することはほぼありませんが、睡眠不足や運動不足が続いているとき、ストレスが多いときには体内のマグネシウムが消費されるため、マグネシウムの必要量が増えます。
また、利尿剤やアルコールを大量摂取すると尿とともに排出されてマグネシウム不足になることもあります。

マグネシウムが不足すると血圧上昇、不整脈、動脈硬化、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の危険性が高まります。

とくにマグネシウムを多く含む食品として、あおさ(乾燥)、青のり(乾燥)、ひじき(乾燥)などの海藻類、きな粉(全粒大豆)、油揚げ、大豆(ゆで)などの大豆製品に多く含まれています。

マグネシウムの1日の推奨量は成人男性で350mg、成人女性で290mgとなっています。
この量はあおさ(乾燥)なら男性約11g、女性約9g、大豆(ゆで)なら男性約318g、女性264gとなります。

海藻類に多く含まれるので、海藻類を普段から摂取していれば問題がないことが分かるかと思いますが、なかなか食べる機会がない場合はサプリメントに頼ってみましょう。

γ(ガンマ)-リノレン酸

γ(ガンマ)-リノレン酸は月見草に多く含まれていますが、摂取しようとした場合、月見草油とあまり一般的ではないものから摂取する必要があるので、基本的にはサプリメントで摂取することをオススメします。

ガンマリノレン酸は血圧の安定やHDL(善玉)コレステロールの上昇、中性脂肪の低下といったもの以外に、子宮筋の調整、生理痛やPMS(生理前症候群)の改善といった女性には嬉しい効果が期待できます。

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