脂質異常症(高脂血症)を予防!中性脂肪、コレステロール値を下げる方法

脂質異常症(高脂血症)は痛みやかゆみといった自覚症状がないためか、怖いと感じている人が非常に少ない症状です。

しかし、自覚症状がないからといって油断していると動脈硬化が起こり、心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気になる可能性がある危険性を持っているのが脂質異常症です。

脂質異常症は他の病気と比べると、比較的怖いと思われていない病気ですが、日頃から注意が必要と言えます。

生活習慣病に関する意識

少し怖い病気だと思う 非常に怖い病気だと思う わからない
がん(悪性新生物) 7.1% 89.4% 0.8%
急性心筋梗塞 14.0% 81.3% 2.0%
脳卒中 10.5% 84.9% 1.7%
脂質異常症 38.9% 37.6% 15.8%

出典:内閣府「生活習慣病に関する世論調査」(平成12年2月調査)

三大疾病である「がん(悪性新生物)」「急性心筋梗塞」「脳卒中」が怖いと思われているのは当たり前と言えば当たり前ですが、比較してみると脂質異常症に対する意識がいかに低いかが分かります(調査が平成12年なのでデータが古いですが、現在もそんなに意識されていないのではないでしょうか)。

脂質異常症は動脈硬化を引き起こす

先ほども書いたように、脂質異常症は動脈硬化を起こす可能性があり、三大危険因子のひとつとされています。

三大危険因子は生活習慣の改善で調整できるものとできないものがあります。

調整が可能な危険因子

【生活習慣の改善】
・アルコールの大量摂取
・肥満
・喫煙
・ストレス
・運動不足

【医療によって】
・脂質異常症
・高血圧
・糖尿病
・高尿酸血症
・痛風

調整が不可能な危険因子

【加齢(性別:男性)】
・遺伝性

動脈硬化が引き起こす病気

動脈硬化によって下記の病気が引き起こされる可能性があります。

・脳卒中
脳梗塞、脳出血など。動脈硬化によって血管がもろくなって血管が破れたり、脳の血管が細くなることにより、ふさがってしまうことなどにより引き起こされる。

・虚血性心疾患
運動することで胸の痛みや苦しさを感じる狭心症、アテロームが破れて冠動脈が血栓で完全に詰まることによって起こる心筋梗塞のこと。

・大動脈瘤
胸部や腹部の大動脈がもろくなり、外に向かってこぶのように膨れる。破裂すると大出血し、死に至ることもある。

・腎硬化症
腎臓内の細い動脈が硬化し、腎機能が低下。
夜間、頻尿になったりする。

・閉塞性動脈硬化症
動脈硬化が足に起こることにより、足に冷えやしびれなどの症状が出る。
放置すると足が壊死することも。

脂質異常症の種類

一口に脂質異常症と言っても、3つのタイプに分けられます。

12時間以上食事をとらずに採血し、血中の悪玉(LDL)コレステロール、善玉(HDL)コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)を測定し、それぞれの血清脂質の値によって診断を行います。

診断基準は下記の通り。

高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール ≧140mg/dL
低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール <40mg/dL
高トリグリセライド血症 トリグリセライド ≧150mg/dL

出典:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007年版

・高LDLコレステロール血症
LDL中のコレステロール(悪玉コレステロール)が血液中に多く存在する(140mg/dL 以上)タイプの脂質異常症。

・低HDLコレステロール血症
血液中の善玉コレステロール (HDL) が少ない(40mg/dL 未満)タイプの脂質異常症。
とくに女性がなった場合、心血管疾患の重要な危険因子となり得る。

・高トリグリセライド血症
血液中に中性脂肪(トリグリセリド)が多く存在する(150mg/dL 以上)タイプの脂質異常症。
内臓脂肪型肥満の人に多い。
心血管疾患との関連があると考えられている。

脂質異常症の改善方法

脂質異常症は運動療法と食事療法があります。
放っておくと動脈硬化になり、それによって引き起こされる重大な病気にならないためにも積極的に改善するようにしましょう。

運動療法

運動することによって、血行の改善を目指します。
血行がよくなると、中性脂肪や悪玉コレステロールの分解が活発になり、悪玉コレステロールが減って、善玉コレステロールが増えます。

運動する習慣を付けることで、太りにくい体質になるといったメリットもあります。

ただし、抗酸化能力が低下した中高年の方の場合、体内に活性酸素を発生させ、全身の細胞や器官、組織が攻撃されることになります。
中高年の方は、医師に相談の上、運動療法を行うことをオススメします。

食事療法

食事療法は中性脂肪を増やす原因となる糖質やアルコールの飲み過ぎを控えるといったことを行います。

コレステロールの多い食品(卵黄、レバー、ベーコン、たらこ、すじこ、など)の摂取量を減らしたり、間食にお菓子を食べないといったことを意識するようにしましょう。

一方で、コレステロールの吸収を抑える食品を食べることも効果的です。
いも、豆類、野菜、きのこ、海藻類などがそれにあたります。

また、身体の酸化を防ぐ、抗酸化作用のある成分を摂取することも効果が見込めます。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどが身体の酸化を防ぐ成分となります。

脂質異常症に効果が見込めるサプリメント

脂質異常症の予防、改善に効果がある成分はいくつかあります。

日頃の食事から摂ろうとするとたくさん食べなければいけないものもあるので、サプリメントで効率よく摂取していきましょう。

DHA・EPA

DHAには血中の中性脂肪や悪玉(LDL)コレステロール値を下げる働きがあり、EPAには善玉(HDL)コレステロールを増やす働きがあります。

DHAとEPAを摂ることで血管の中をキレイに保てます。

ナットウキナーゼ

納豆のネバネバに含まれる酵素。

ナットウキナーゼは善玉コレステロールを増やす効果があり、血中コレステロール値を下げる効果があります。

ケルセチン

ケルセチンの摂取量が多いほど血中コレステロール、悪玉(LDL)コレステロールが低くなる効果が見込めます。

血糖値上昇を抑制することからも、脂質異常症の予防に役立つ成分と考えられています。

シナモン

シナモンに含まれるプロアントシアニジンが悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぐ効果が見込めます。

トリスルフィド

タマネギに含まれている硫化プロピルが空気に触れたり、加熱することでトリスルフィドに変化します。

コレステロール値を下げ、血液をサラサラにする効果があります。

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