骨粗鬆症の原因や症状と今すぐできる予防や改善のための食生活

骨粗鬆症は、骨量が減少し骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。

直接命に関わる病気ではありませんが、ロコモティブシンドローム同様、骨折などから寝たきりになり要介護状態となる可能性が非常高く、加齢や生活習慣が大きく関係していることから、生活習慣病の一つに指定されています。

この骨粗鬆症の特徴は圧倒的に女に多い病気だということです。
女性ホルモンのエストロゲンが骨の新陳代謝に関わっているため、更年期や閉経などで分泌量が減少するのと合わせて骨量も急激に減少してしまうのです。

閉経を迎える50歳前後から骨量が急激に減少し始め、60歳代では2人に1人、70歳以上になると10人に7人が骨粗鬆症と言われていて、1,000万人いると言われている骨粗鬆症患者うち、女性が約800万人、男性が約200万人と推定されています。

また、寝たきりになってしまう原因の3位が骨粗鬆症による骨折となっていることから、早期発見、早期治療を行うことが推奨されています。

骨粗鬆症は原因によって2つの種類に分類されています。

原発性骨粗鬆症

全体の約90%がこの原発性骨粗鬆症で、閉経後の女性にみられる閉経後骨粗鬆症と、65歳以上の高齢者にみられる老人性骨粗鬆症があります。

多く発症する骨折
・股関節の骨折(大腿骨頸部骨折)
・手首の骨折(撓骨遠位端骨折)
・脊椎圧迫骨折

続発性骨粗鬆症

病気や薬が原因で起こるのがこの続発性骨粗鬆症です。

病気が原因

副甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患や、関節リウマチ、動脈硬化、慢性腎臓病、肝臓病、糖尿病、婦人科の病気など

薬が原因

ステロイド投与の副作用によるもので、投与から3か月以内に骨に影響与え始め、長期使用者の5割は骨粗鬆症を発しているといわれています。
関節リウマチ、気管支喘息、膠原病をはじめとする自己免疫疾患の治療を行っている方は注が必要です。

多く発症する骨折
・脊椎椎体骨折

18歳頃をピークに年々少しずつ骨は減っていきます。

女性の場合、閉経するとエストロゲンの分泌量が低下し、骨の新陳代謝のバランスが崩れ骨密度が急激に低下し骨の強度が弱くなってしまいます。
男性に骨粗鬆症を発症人が少ないのは、この下降が緩やかなためなのです。

骨粗鬆症の危険因子
この他にも、年齢や遺伝的な体質、生活習慣、他の病気が原因なっている場合があります。

遺伝に関係するもの

閉経時期、痩せ型、家族歴など

生活習慣に関係するもの

偏食、極端なダイエット、運動不足、過度の飲酒、多量のコーヒー、喫煙、日照不足など

【極端なダイエット】
特定した食品だけを食べて行うような無理なダイエットは、必要な栄養まで減少してしまうことが多く、必要なカルシウムの摂取量も減ってしまい、歳をとってからの骨量の減少を起こしやすくなります。

【アルコールと喫煙】
喫煙は女性ホルモンの分泌を低下させカルシウムの排出を促進させ、アルコールは肝臓におけるビタミンDの代謝に障害を与えます。
痩せ形の女性ほどその影響を受けやすいと言われています。

【多量のコーヒー】
カフェインは尿からのカルシウムの排出を促進させてしまいます。コーヒーは1日3~4杯程度に抑えましょう。

病気に関係するもの

【糖尿病】
食事制限の治療によるカルシウム摂取不足や、骨を造る細胞の働きを弱めたり、腸管からのカルシウム吸収を増やす活性型ビタミンDの腎臓での産生を低下させ骨の正常な新陳代謝を阻害してしまうことがあります。(大腿骨近位部骨折のリスクが1.4~2倍に高まる)

【慢性腎臓病(CKD)】
腎臓の働きが低下してしまう慢性腎臓病は、尿の排泄が悪くなるだけでなく、腸管からカルシウムの吸収を促進する活性型ビタミンDの産生が低下してしまいます。
そのため、血液中のカルシウムの減少を補うために骨からカルシウムが溶け出し骨量が減少してしまいます。

【肝臓病】
肝臓の機能が低下すると、腸管からカルシウムの吸収を促進する活性型ビタミンDの産生が低下してしまいます。また、胆汁の分泌低下も腸管からビタミンDを吸収する能力が悪化してします。
そのため、血液中のカルシウムの減少を補うために骨からカルシウムが溶け出し骨量が減少してしまいます。

【甲状腺の病気】
甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンには、骨を作り変える作用を促進します。
バセドウ病などの甲状腺ホルモンを増加させてしまう病気は、骨の形成より骨からカルシウムを吸収させるほうが強く働くため、骨量が減少してしまいます。

【婦人科の病気】
閉経や卵巣機能の異常で、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制している女性ホルモン・エストロゲンの分泌が減少すると、骨量が減少してしまいます。

【関節リウマチ】
関節に炎症がおこる関節リウマチは、関節の骨密度を下げたり痛みによる運動不足や、治療に使用する経口ステロイド剤の長期服用による副作用(二次性骨粗鬆症)で骨粗鬆症を起こしやすくしてしまいます。
二次性骨粗鬆症は脊椎、四肢に限らずあらゆる部位に骨折がみられるのが特徴です。

【ストレス】
ストレスを大きく感じると、脳下垂体から副腎皮質ホルモンが分泌されます。
このホルモンはカルシウムの吸収を阻害し、せっかく摂取したカルシウムを吸収せずに体外へ排出してしまいます。
また、ストレスは女性ホルモン・エストロゲンの分泌も減少させ、骨の形成に悪影響を与えてしまいます。

骨粗鬆症は静かに進行していくのが特徴で、自覚症状をしっかりと感じることができるのは更年期を過ぎてからの人が多いようです。

主に腰や背中痛みとしてその症状が現れますが、常に強い痛みを感じるわけではなく、弱い痛みやときより痛むといった人が8割を超え、また、痛みがないという人も2割未満います。

・立ち上がるときや重いものを持つとき、背中や腰が痛む
・背中が曲がってきた
・最近背が縮んできた

このような自覚症状がある方は、骨粗鬆症がかなり進んでいる状態ですので、早期の受診をおすすめします。

骨粗鬆症が原因で起こる骨折は、痛みや動作不能、生活の質(QOL)の低下をもたらすため、 健康寿命が短くなり、自立した生活を送ることが難しくなってしまう可能性が高く、早期に予防対策を行うことが大切です。

骨粗鬆症にならないためには、適度な運動とバランスの取れた食事が大切です。
運動は骨代謝を盛んにし、骨の形成を促してくれます。
筋肉が鍛えられ、転びにくくなり骨折を防止し、骨に力がかかるため身のこなしがよくなり骨折を未然に防ぐことができます。

骨粗鬆症の予防効果がある成分
骨粗鬆症の予防にはカルシウムとカルシウムの吸収を助け骨を丈夫に保つ働きがある成分を一緒に摂取することが大切です。

これらを食事で賄おうとすると、食事量がかなり増え体重増加につながってしまう可能性があるので、手軽に毎日続けられるサプリメントで補うことがおすすめです。

カルシウム

・多く含む食品
牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆・大豆製品、ごま、小松菜 など

カルシウムは骨をつくる原料となる重要なミネラル成分で、丈夫な骨を維持するのに必要不可欠な栄養素です。
1日に800mg摂取することを心がけましょう。

ビタミンD

・多く含む食品
魚類、きのこ類

カルシウムの吸収を助けてくれるビタミンDは、骨代謝を盛んにし骨の形成を促します。
食事からだけではなく、紫外線を浴びると皮膚でつくられる成分せもあるので、適度な日光浴がおすすめです。

ビタミンK

・多く含む食品
納豆、緑色野菜、わかめ、のりなど

ビタミンKは、骨のカルシウム沈着を助ける骨たんぱく質を活性化させ骨を丈夫に保ち、骨代謝を整えてくれます。

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