流産を2回以上繰り返すのは不育症?検査や治療法は一体何をするの?

不育症とは妊娠することはできるが、流産や死産を2回以上繰り返し、妊娠できない状態のこと。
流産の種類のうち、流産を繰り返してしまう「反復流産」「習慣流産」も不育症に含まれます。
・反復流産:流産を2回以上繰り返した場合のこと。
・習慣流産:流産を3回以上繰り返した場合のこと。

流産は妊娠した人の10~15%に起こる、けっして珍しいことではありません。
その確率は加齢とともに増加し、35歳で約20%、40歳で約40%、42歳で約50%とも言われています。

日本では2~3万人が不育症であるとされていますが、検査や治療を適切に行うことで、80%以上の人が妊娠できるようになるようです。


そのほとんどが受精卵の染色体以上によるもの(偶発的流産)で、予防などは難しいですが偶発的なものなので8割程度の人が次の妊娠で出産をしています。

「不育症の原因」(参考:あしたのママへ
・偶発的流産・リスク因子不明(65.3%)
・血液凝固因子(血栓性素因)異常(25%)
・子宮形態異常(7.8%)
・内分泌異常(6.8%)
・染色体異常(男女とも)(4.6%)

1・子宮形態異常

弓状子宮、双角子宮、中隔子宮、重複子宮など子宮の形態に異常が原因で起こった着床障害などが、胎児・胎盤を圧迫します。
その結果、流産しやすくなります。

他にも、子宮筋腫、子宮頚管無力症、子宮腔癒着症などの子宮の形態に異常があり、受精卵の着床の障害が発生しています。
多くの場合は手術を行うことはなく、このうち全体の60%は妊娠を継続させることが大切です。

2・内分泌代謝異常

ホルモンの分泌の異常が流産の原因になっていて、早産や合併症のリスクも高いことから投薬による治療を行います。

・高プロラクチン血症
授乳中に分泌されているプロラクチン(乳汁産生ホルモン)が過剰に分泌されることで、排卵や着床に障害を起こしてしまいます。

・黄体機能不全
黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が減り、子宮内膜を厚ならないことで受精卵が着床しにくくなります。

・甲状腺機能異常
甲状腺機能異常とはホルモン分泌量に異常があるケースです。
甲状腺刺激ホルモンの値が高い人(甲状腺機能亢進症・バセドウ病)に不妊の傾向が高く、流産率も上昇します。
甲状腺機能が低下している人(橋本病)の23%が何らかの排卵障害を起こしています。

・糖尿病
高血糖は胎児の細胞分裂や代謝過程異常をきたすことや流産の可能性を上げてしまいます。

3・血液凝固因子異常

血液が固まりやすくなることで、血液の流れが悪くなり、赤ちゃんに上手く栄養を届けられなくなります。
そして、それが原因で流産・死産が起こります。

代表的な病気:抗リン脂質抗体症候群、プロテインS欠乏症 など。

4・抗リン脂質抗体(自己免疫異常)

不育症全体の約20%がこの抗リン脂質抗体で、外からのウイルスなどから身を守る自己防衛作用の異常で、血栓が作られやすくなってしまい流産や死産のリスクを上げてしまいます。

5・拒絶免疫異常(同類免疫異常)

母体が父親の遺伝子を半分持った異物と判断してしまい、排除しようとする免疫作用が働いてしまい流産を引き起こしてしまいます。

6・感染症

カンジタやクラミジアなどの感染症によって、子宮頸管や子宮内が炎症を起こすことで流産のリスクを上げてしまいます。

7・ストレス

ストレスは重要な危険因子で、毛細血管が萎縮し血行が悪くなり、ホルモン分泌や拒絶免疫系にも影響を及ぼしてしまいます。

不育症は機能性不妊との関わりが強く、栄養不足、免疫のバランス、精神的ストレスは大きく関係しています。

8・染色体異常

・親の染色体に異常がある場合
・赤ちゃんの染色体に異常がある場合
妊娠初期に起こる流産のうち約80%が、赤ちゃんの染色体異常によるものです。

まずは、日頃の生活習慣を見直し、栄養をしっかり摂ることができる食生活を心がけることから始めましょう。
そして、ストレスを溜めないリラックスした生活のできる環境や、コミュニケーションを取り、夫婦間での心のケアをしあいながら、前向きに不妊症や不育症を乗り越えていきましょう。

冷え対策

冷えは不妊最大の敵と言われています。
常に体を冷やさないことと、血液循環をスムーズにし、体を温めておける食事を心がけるようにしましょう。

抗酸化力アップ

抗酸化=老化防止です。
体の中をサビさせてしまう活性酸素を除去してくれる抗酸化作用の高い成分をしっかり摂るようにしましょう。

アルギニン

アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進するため、卵母細胞を増やし妊娠率を上げてくれます。
また、血流を良くする作用があり、卵巣機能や基礎体温を上げ、妊娠しやすい体作りに効果を発揮します。

オメガ3脂肪酸

・ホルモンバランスを整え卵子や精子の質を高める
・高い抗酸化作用で子宮内膜症を予防、改善
・妊娠中に摂取することで子供の脳の発育を促進
など、他にも血液がサラサラになりアレルギーやガンを抑える作用など、様々な良い効果を発揮する万能成分です。

レスベラトロール

レスベラトロールは抗酸化力の高い栄養素で卵子の質を改善します。
また、卵母細胞を増やし、排卵を誘発する作用があります。

卵子の老化防止

卵子の老化を防いで質を高めるためには、卵子に多く含まれるミトコンドリアの機能を上げることが大事です。
ミトコンドリアが好む栄養を補給していくことを心がけましょう。

ビタミンC、B、鉄、銅、コエンザイムQ10、αリポ酸など

有害物質をデトックス

有害重金属、毒を排出し細胞を整える最高のデトックスが酵素を使ったファスティング(断食)です。
妊娠する前に体の中からきれいにしておくことも大切です。

マカ

ホルモンバランスを整え卵巣の機能を高める効果があります。
また、ホルモンバランスを整え、冷え性を改善する作用があるため、妊娠しやすい体質改善効果が期待できます。

葉酸

厚生労働省が摂取を推奨している葉酸。
造血成分とも呼ばれて貧血改善し、血流も良くするため不妊最大の敵である冷え症を改善します。
子宮内膜を強化するため流産にも効果があり、胎児の先天性異常の発生リスクも抑えます。

ザクロ

植物性のエストロゲンが豊富で、ホルモンのバランスを整える作用があり、生理不順の改善や健康な卵子を育て、排卵もサポートしてくれます。
冷え症改善効果も高く、子宮や卵巣の冷えを改善します。

子宮形態検査

子宮の形に異常がないかを検査します。
・子宮卵管造影検査
・経膣超音波検査
・子宮鏡検査
・3次元経膣超音波診断法 など。

血液検査

不育症の原因となるものを検査します。
・甲状腺ホルモンに異常がないか
・夫婦染色体に異常がないか
・糖尿病、抗リン脂質抗体症候群などになっていないか
・血液が固まりやすくなっていないか など。

不育症の治療も、不妊症と同様、原因にあわせたものを行います。
しかし、不育症の50%以上が、原因不明とされています。
その場合は、不育症を専門に取り扱っている医療機関で、医師に相談しましょう。
厚生労働省のHPに「全国の不育症相談窓口一覧」が掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。

原因が分かっている場合の治療方法

原因「血液凝固因子(血栓性素因)異常」
治療方法
薬物療法(アスピリン、ヘパリンなど) など。

原因「子宮形態異常」
治療方法
治療するならば手術ですが、必ず治療をしないといけないわけではありません。

原因「内分泌異常」
治療方法
流産の原因となる病気(甲状腺機能異常、糖尿病など)を治療・コントロールする。
・食事療法
・薬物療法 など。

原因「染色体異常」
治療方法
医師とよく話し合い、妊娠の方針を考える。
・染色体異常についてのカウンセリング
・着床前診断 など。

関連記事

悩み別検索

  • 男性
  • 女性
  • 生活習慣病
  • 野菜不足
  • 子供
  • アレルギー
  • 老化
  • その他

ランキング

最新記事

幸せサプリ